原作ネタバレ

「THE QUEEN〜稀代の霊后〜」中国の原作漫画ネタバレ感想 |一期・31話〜45話

ピッコマで連載している「THE QUEEN〜稀代の霊后〜」の翻訳前である中国の原作漫画を読んだのでネタバレ感想を書いていきます。

※31〜35話ではピッコマで全て連載しているため私が翻訳したのは各話のタイトルのみとなります。

この記事では45話まで掲載する予定で、読み終わったものを記事内に順次追加していきます。

【2020.03.14現在 ピッコマ35話まで掲載】

 

漫画:TUTU

第31話 妃への正式な昇格

長時間跪いていた皇帝を介抱しながら、霊止はなぜ愚かだと言っていたのに自分を助けたのかと皇帝に聞きました。皇帝は6年前、先帝が崩御した時に尊皇后によって自分の親戚を殺すように迫られて手にかけたことを話し、自分は一生抗えない罪を背負ったので霊止の愚かさを無視できなかったと言いました。

皇帝の母親は国の宰相で、宰相もその親戚たちも皆、異族との戦に反対していました。即位後はきっと親戚たちに「異族との戦争は休戦したほうが良い」と進言されてしまいます。そうなると先帝の築き上げた功績も、人族の栄誉も終わってしまうため、尊皇后は皇帝に即位するなら邪魔な親戚を殺すように迫ったのです。即位を邪魔しない代わりに皇帝の周りの力を削いだのでしょうね。

無事に霊止は妃の位に封じられました。皇后は、宮女たちがあまりにも必死に止めるので弱った霊止の体では妃の位が重いのだという噂が立っていることを霊止に伝えました。だから、噂の原因となった宮女を罰するべきだと皇后は言います。

また、今回のことで禁足(外出禁止)になった幻妃の方では次の手を打とうと画策し始めました。幻妃は霊止と宮女との間で亀裂を入れるつもりでした。

霊止は誰かが無理やり宮女たちを罰するよう仕向けているような、違和感を感じました。

第32話 高みに登るほど重い怪我をする

霊止は妃として後宮を取り仕切るための仕事を皇帝から教わっていました。幻妃が禁足している間にこれまで幻妃が行っていた全ての仕事を霊止が行うようになっていれば、幻妃の権力を削ぐことができるからです。

幻妃の禁足が明けるのは、尊皇后の誕生日のため、異族も集めた祝賀会が開かれます。幻族との戦の最中なので幻族を象徴する金の太陽や、それと似た紋様を衣には使わないよう霊止は気をつけることを決めました。

一生懸命覚えるあまり、自分の顔に筆で墨をつけてしまっている霊止の顔に、皇帝はさらに墨を足して髭にしてからかいました。

一方、霊止からの罰を受けた佩欣(はいきん)と佳星(かせい)の元に、幻族の宮女が現れ、二人を唆します。幻族秘伝の方法で織られた織物で、日の光にさらすと太陽の紋様が浮かぶ特別なものです。これを霊止の生誕祭の礼服に使うように言いました。

第33話 族滅の真実

皇帝と霊止が仕事の話をしながら手を繋いで歩いていると、霊止に不満を持っている美人(妃の位)が二人の前に現れ、涙を流しながら皇帝に訴えかけました。皇帝は気に求めず、霊止は美人を5年間軟禁するように命じました。

皇帝は毅然とした態度をとった霊止を褒めましたが、霊止は祝賀会で異族達が集まるので更なる揉め事を防ぐためにも、異族について、特に人から忌避される霊族について教えて欲しいと皇帝に頼みました。

皇帝は異族の書物を集めた保管庫に霊止を連れてきました。しかし、他の異族のことは書かれていても、霊族の記載は他の異族が示し合わせて消し去っていました。

人族より異族の方が霊族を忌避していると聞いた霊止は、燁夜公主がどれほどの罪を犯したか恐ろしくなりました。

第34話 浮遊する光を剣に

幻族の使者が人族の宮廷にやってきました。荷車には燁夜花を大量に詰め込んできていました。人族の地では異族の体と魔力はすぐに衰えてしまうからでした。

幻妃は夢を見ていました。幼い父に抱えられ、将来自分が継ぐ領地を見ていました。幻族の中のアロイエ族の領主の娘のサヤ。それが幻妃でした。しかし人族に攻め入られ、領地は炎に包まれました。そこで、幻妃は夢から覚めます。尊太后の祝賀会の始まりでした。

「化粧は入念に。やつれて見えないようにして」

同じく衰弱して倒れてしまった霊止も、尊太后の準備を始めていました。

「化粧は入念にしてちょうだい。やつれて見えないようにね」

霊止は佩欣と佳星が用意したという衣装を身につけました。

尊太后の元には各異族の使節が揃っていました。そこへ皇帝がやってきますが、皇帝は霊止と手を繋いで登場しました。後ろには妃嬪たちが並んでいましたが、皇帝はその前で先日倒れた霊止の心配をしていました。二人は先導し、日陰から日向へ歩いて行きます。光に当たれば、霊止の衣装には幻族の太陽が衣に浮き出るはず。

しかし、衣装に太陽の模様が浮かび上がったのは霊止ではなく幻妃でした。

「幻妃。お前は最初から見誤っていた。いったいどちらが狩人でどちらが獲物なのか」

そんな皇帝の言葉が、幻妃に向かって放たれました。

第35話 幻妃の敗北

幻妃は霊止と宮女たちの不仲につけいったつもりでしたが、実はそれは霊止による策略でした。霊止は宮女たちに罰を与えたのではなく、褒美を与えました。佩欣と佳星には三品の女官に昇格させ、霊止が傷つけば同じように傷を負い、霊止が助かればその分褒美を与えるのだと教えました。

そうして、幻妃の宮女から渡された織物は、染め直しをされてから密かに幻妃の元に戻っていたのです。

敗北した幻妃は尊太后に責められ、しかし幻妃は「我々の土地を奪い民を虐殺したあなたの方が罪が重い」と逆に尊太后に噛み付きました。そこへ、幻族の使者が割って入り、幻妃を殴って黙らせたあと、尊太后に話かけます。幻族内の他の一族では戰を続けるのではなく尊太后との和解を望んでおり、幻妃の一族は軍を統率する権利を剥奪したという話でした。

同じ幻族内でも、そして後宮での地位を失い、こうして幻妃は廃位となりました。

 

 

 

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いり
異性愛・同性愛に関係なく読みふけるうちに気づいたら国内だけではなく韓国や中国作品にまで手を出すようになっていました。カップルは世界を救う。ハッピーエンド大好きなのでそういった作品を紹介しています。

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