「結婚商売」韓国の原作小説ネタバレ感想 ｜1巻

コミカライズ連載している「結婚商売」の韓国原作小説を読んでいるのでネタバレ感想を書いていきます。韓国語は不慣れなので翻訳が間違っていることもあります。

（間違っているところを見つけた場合はtwitterのDMでコッソリ教えてください…）

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まずはじめに

結婚商売（결혼 장사）

作者・KEN　作画・ENA

現在LINEマンガやめちゃコミで連載している結婚商売ですが、韓国の原作小説「결혼 장사」では、漫画と少し設定が異なります。

大筋の流れは一緒ですが、細かい設定や演出が増えていたりします。

特に大きな違いはビアンカとザカリーの年齢です。

漫画では、

• ビアンカは18歳
• ザカリーは年の差があるものの年齢は明かされてはいません。（2022年8月29日現在）

しかし原作の小説では、

• ビアンカは16歳
• ザカリーは29歳

2人の年齢差は13歳差です。

コミカライズされるにあたって、年齢が受け入れやすいよう修正されたようですね。

ネタバレ記事では原作準拠としているため、

ビアンカは7歳で結婚し、それから9年後の16歳の話として進みます。

（原作では2人が出会ったのはビアンカ7歳、ザカリー20歳の時です）

1章　悪女、ビアンカ

死んだはずなのに気づいたら16歳の自分に回帰していたビアンカ。

回帰前はザカリーのことは好きではなく、むしろ怖かった。彼との行為も苦痛だけだったビアンカは、吟遊詩人のフェルナンの甘い言葉と態度に絆され、彼との恋愛に夢中になった。

しかし、ザカリーが戦死してしまうと彼の兄がアルノーの城を占拠し、ビアンカはその身一つで追い出されてしまうことに。

相次いで夫も、ビアンカの実家の家族たちも戦死してしまったため、頼る身内もいないビアンカは、愛人であったフェルナンを頼るが、彼は仕事としてビアンカを誘惑しただけだった。

こうして落ちぶれたビアンカは路頭に迷い、ボロボロの姿で死ぬことに。

ビアンカは2度目の人生は決して同じことを繰り返さないよう、アルノーの後継者をつくることで自分の身を守ることを決意します。

2章　15年ぶりの再会

2度目の人生の決意を固めたビアンカがザカリーの部屋に行きますが、彼はビアンカの訪問を「欲しいものがあるからねだりに来た」としか思っていない。

ビアンカが後継者の提案をしても、冷たくあしらわれてしまう。

ビアンカはザカリーの大きな体や無機質な表情や態度が怖かった。まるで獲物を狙う猛獣の前にいるかのような気持ちになるから。

逆にザカリーはこれまででと違うビアンカの態度に戸惑ったものの、相変わらず自分を怖がる彼女の様子を見て、後継者作りなど考えるまでもないと思いました。

3章　ふくれた手のひら

「伯爵夫人（ビアンカ）より自分の方が上手に伯爵様のベッドを温められる」と軽口を叩いた下女をビアンカが平手打ちの後、鞭打ちをしてしっかりと成敗します。

下女の身でありながら主人と比較して夫のベッドに入ろうなどと言っている女は、鞭打ちの末に裸で追い出されても文句は言えません。

そのためビアンカの所業は十分優しいと言える範疇だったが、下女をいじめていると勘違いした軍部長のロベルがビアンカの手を掴んで止めに入ります。

ビアンカは、自分が頭が悪いこと、贅沢な女であること、みすぼらしく貧相であることは事実だと認めるが、更にアントが言い放った「伯爵様のベッドを温められる」という言葉まで受け入れるほど心が広くないと言い放ちます。

ビアンカはさらに鞭でアントの顔を打ち、さすがの騒がしさにザカリーが駆けつけますが、彼は平手打ちをして膨れてしまったビアンカの手の心配をし、医者の手配を命じます。

下女はそのまま城から追い出され、ビアンカはイボンヌによって手当を受けることに。その後、部屋にやってきたザカリーに、下女を追い出したこと、自分には情婦などいないこと、ビアンカの傍に専属の護衛をつけることを伝えられます。

4章　同床異夢

ザカリーはビアンカを首都へ連れていくつもりであることを部下たちに話します。ロベルは相変わらずビアンカに対して良い感情は持てなかったが、同じ軍部長のソヴールにビアンカが年頃で後継者を産む可能性があるので失礼を態度をしないように注意されます。

一方ビアンカはイボンヌと専属護衛となったガスパルと共に出かけますが、イボンヌがいつもより薄い格好でいることに気づき、自分のリスの毛皮のコートをあげることに。

夜、ザカリーがビアンカに首都に行く話をしますが、回帰前はそのせいでザカリーと暫く離れていたことをビアンカは思い出します。また置いていかれると思っていたビアンカですが、今度はザカリーがビアンカを首都の旅に誘ってくれました。

首都では王位争いをする派閥で殺伐としているけれど、置いていかれるわけでは無いことを嬉しく思い、ビアンカはザカリーに笑顔で感謝を伝えます。

ビアンカの笑顔を見ていられなかったザカリーはすぐに退室しますが、彼の態度を見て「自分の笑顔はそんなに醜かったのか」と落ち込み、今後はあまり彼の前で笑わないようにすることを決意します。